伝統工芸

”世界唯一”の製鉄から行う夫婦が作る一生モノの包丁

伝統工芸

こんにちは、SHOです!

今回は「第9回」として、刀鍛冶屋(かたなかじや)さんを紹介したいと思います♪

アーティスト名:平田鍛刀場(ひらたたんとうじょう)さん

平田鍛刀場さんは東京都青梅市で日本刀や刃物の販売をされております。
Twitterで制作過程を拝見し、心を奪われましたので今回取材させていただきました(^^)

作品について

平田鍛刀場さん作成の日本刀包丁

この作品について教えて下さい。

こちらの包丁は当店で製作した玉鋼(たまはがね)のみの使用ですが、地鐵(じがね)・刃文(はもん)が非常に美しいです。
スタイルは違うものの、日本刀を思わせる逸品となっています。

本当に刀のような見た目ですね!
刻印されているところにも高級感が現れてます(*^^*)

「玉鋼」とはごくわずかしか作ることができない貴重な鋼なのじゃ。
「地鐵」は玉鋼を折りたたんで叩いてを繰り返した後に出る模様なのじゃ。
 この模様は作られ方や時代によって変わるので、重要なポイントじゃぞ。
「刃文」は刀身に見られる白い波模様のことじゃ。

コンセプトや作品に対する思い

作品のコンセプトや制作に至った思いを教えて下さい。

刀鍛冶の中でも全国わずか3人程しか行えない「たたら製鉄の鉧(けら)押し法」で製鉄した自家製玉鋼を使用し、自家製玉鋼に必要な精錬法で鍛え上げた鋼で制作しました。
日本刀は既に使わない時代で、皆様のお手元にある身近な刃物と言えば包丁かと思います。
刀鍛冶の技術を使用した日本刀のような包丁を身近に置いて頂き、少しでも日本の伝統文化に触れていただけたらと思い制作させて頂いております。

全国で3人ですか!
非常に貴重な作品ですね(*_*)
江戸時代で刀を持ち歩く時代は終わってしまいましたが、日本といえばサムライ、サムライといえば日本刀ですから、海外の人にも非常に喜ばれそうですね(^^)

「たたら製鉄」とは不純物の少ない鉄を生産する日本古来の重要な製鉄法なのじゃ。
平田鍛刀場さんが動画を出しているから見てみるとよいぞ。
鉧押し法」は炭素の含有量が低く溶けにくい鉄素材(鉧)を得るための製法じゃ。

制作過程について

制作途中の写真
素材の写真

制作過程のこだわりについて教えて下さい。

当店では全国で3人程しかいない自家製鋼の名工である刀鍛冶と世界唯一の女性村下(むらげ)が、たたら製鉄の研究を行いながら製鉄をしています。
刀鍛冶の精錬技術者と製鉄技術者どちらの観点からも製鉄を行う事により、良い鋼が生まれます。
当店の鋼は「粘り強く、加工がしやすく、歩留まりの良い」鋼です。
こちらを自家製鋼に適した精錬を行うことにより非常に良い刃物が生まれます。
姿形だけではなく素材から日本刀を研究し、製造していくことにこだわりを持っています。

精錬技術者と製鉄技術者のどちらもそろっているからこそ素晴らしい作品が作られているのですね。
日本にいる刀鍛冶のほとんどが同じ鋼を使っているとのことですので、自社で玉鋼を作ることができることは他とは大きく違うポイントです!
日本の大切な技術として受け継いでいきたいですね(^^)

「村下」とはたたら製鉄の責任者のことなのじゃ。
 詳しく知りたい人はリンク先を見てみるとよいぞ。

SHOの勝手にレビュー

刀鍛冶のことについては全然知らなかったのですが、今回取材させていただく中で色々と勉強させていただきました(^^)
これから刀を見る目が変わりそうです!
日本の大切な技術としてこれからも受け継いでいってほしいですね。

工房では、たたら製鉄の見学会や体験会を行っているようです。
また、購入された方にはアフターサポートとして研ぎや柄の交換をしてくれます。
包丁は定期的に買い換えるものという印象でしたが、一生モノとして使うことができますね(^^)
銘(めい)切りといって名入れもできるため、友達やお子さんの結婚祝いなどにプレゼントにすると大変喜ばれると思います!

平田鍛刀場さんの作品が気になった方、下記リンクをチェックしてみてください♪
HP:https://www.hiratatantoujou.com/
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCiNm4O29RJJhUDWPXpYNxtg
Twitter:https://twitter.com/hirata_sukehira
Facebook:https://www.facebook.com/hiratablacksmith/
Instagram:https://www.instagram.com/hirataswordsmith/

それでは、またお会いしまSHO〜♪

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